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泉谷顕縦塾長の地頭力コラム

受験塾?幼児教室?ー日本の3つの塾タイプとは

塾長 泉谷顕縦

塾長 泉谷顕縦

2021/09/19 公開

2021/09/24 update

日本では、一般的に3種類の塾があります。

 

一つ目は、受験塾
このタイプは、合格させることが使命ですので、入塾テストでできるだけ優秀な生徒を集め、圧倒的な演習量で受験テクニックを磨きます。


二つ目は、フォロー塾
このタイプは、学校や受験塾の授業についていけるように復習や宿題をサポートする補習塾です。


三つ目は、能力養成塾
このタイプは、できないことをできるように個々の能力を養成します。

 

プラチナム学習会は受験塾ではなく、三番目の能力養成塾にあたります。

できる子を集めて一杯勉強させるのではなく、できないことをできるようにするのが特徴です。

小さな「できた!」「できた!」を積み重ね、振り返ったときに、「難しいことが普通にできていた!」というのが理想です。

大手の集団塾で、でき過ぎて退屈しているお子さんや、逆についていけないお子さん、穴が無いように個別で能力を確実に積み上げたいお子さんなど、それぞれのニーズに合わせた対応が可能です。

 

受験塾はできる子を集めて、すべての受験テクニックをローラー作戦で徹底的に演習させ、万全の準備で受験に向かわせますので、長時間学習が必要で、宿題量も膨大です。できない子は毎月の実力テストで徐々に脱落していきます。

受験塾にとっては、合格率や合格人数などの実績が命です。正直なところ、大手の受験塾は弱肉強食で競争が熾烈です。結果を出せない生徒は不要なのです。

 

しかし一概に、受験塾すべてが悪いといっているわけではありません。

中学受験をされるのであれば、大手受験塾の活用はマストですし、時期に合わせた使い分けが大切です。

 

中学受験攻略のためには、どうしても膨大なデータ収集、分析が合格への大事なカギですので、これは大手であればあるほど有利です。

但し、小1から大手の受験塾に入れても、あまり効果はありません。

大手だと安心だと思われるかもしれませんが、毎月のテストや成績順のクラス編成、膨大な宿題などで、子供は精神的に疲弊します。小1で大手受験塾の集団レッスンを受けても幼過ぎて、費用対効果は見込めません。

正直、ただ座っているだけで、右から左の上の空です。担当講師も、ベテランはすべて6年生に投入されますので、小3までの生徒は、残念なことにほとんど大手受験塾の経営の肥やしになってしまうのが現状です。

 

理想的な大手受験塾の活用法

大手受験塾を選ぶ際のポイントは、「入塾テストでその塾の真ん中から上のクラスに入れるか」どうかです。

下位層なら、他の塾に変更し、できるだけ上位のクラスに入れる塾を選ぶことです。実感として、受験塾は、成績上位層に手厚く、下位層にはドライなことが多いためです。

 

理想的な大手受験塾の活用は、せめて小3までは、能力開発系の塾で個人の能力を磨き上げ、余力をもって、小4以降から大手受験塾に臨むとよいでしょう。

 

大手受験塾では、一般的に、小4から理科、社会が始まりますので、小3までは、算数、国語を中心に伸びやかに楽しく取り組ませるべきです。

特に幼児期から小3までに算数を得意科目にしてしまえば、幼児教育は大成功と言えます。

 

国語は、絵本の読み聞かせや音読を通じ、本の楽しさを実感させ、読書が好きになれば、これも大成功です。

子供が、自分の興味があることは自分で調べて理解できるように図鑑や百科事典などを子供の活動エリアにさりげに置いておいてあげるのも、効果的です。

たとえ、とっかかりがアニメや漫画でも、子供が何かに関心を持って探求する心が芽生えればそれで良いのです。

 

ぜひ、幼児期には、家族で山や海、川などに出かけて自然体験を積ませてください。

子供に様々な「気づき」の機会を与えることで、探求心が芽生え、自分で考えて行動する楽しさを知ります。子供を賢く育てる秘訣です。

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塾長 泉谷顕縦

塾長 泉谷顕縦

プラチナム学習会塾長。 21世紀に生きる子どものための幼児教育教室。 大阪を拠点に東京や全国に展開しています。

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