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泉谷顕縦塾長の地頭力コラム

解き方を暗記するのではなく、考え方を理解させる ~ 先生達に訊いてみました⑥

プラチナム学習会本部スタッフ

プラチナム学習会本部スタッフ

2019/06/26 公開

2019/06/26 update

出来すぎる子にも不安になるのがお母さん

インタビュアー:そういう何か、早めというか、ほったらかしにしないというのが一番すごいポイントな気はしますよね、今お話を聞いていると。 
 
塾長:よくでき過ぎる子の対応というのも経験していて、お母さんも、これだけできたらどうしたらいいのかなというのが逆に、うれしい悩みだけど困るときがあって。 
 
インタビュアー:それはもうお母さんが、この子はすごくもしかして才能があるかもしれないのに、自分がやっていることが、こう… 
 
B先生:そうそう、何かやってみたらできちゃうんです。
それでお母さんは逆に、本当にできているのかどうなのか、まぐれなのか、不安になってくるみたいで。 
 
B先生:でも私なんかから言ったら、できているんですよ。 
それが、ポンと与えて説明してないのにやれてきたり本当にするんですよ。たぶん賢いんだと思うんです、もともと持っているものが。 
 
それで自分で何か私らが考えない変な考え方を持っているんだけど、結局「あ、そうそう、それで出したの」みたいな。
でも答えは合っているじゃない、そんな考え方はありだねとこっちがびっくりさせられるようなこともあるんですけど、
かと思うと半面幼いので、学年が低いから、同じことを二度しないというのがあるんですよ。また次これを出す。え、もうやりたくない、と言ったら絶対しないとかね(笑)。
 
 じゃあ、もう今日はこれ1枚やらせておいて、次回にこれを復習、でも復習してほしいものがあれば、同じ日に同じものを2枚出さないとかね。 
その代わり毎日1枚ずつならやってくれるから工夫するとか。そういうところは工夫しないとやってくれないので。 
 
塾長:だから生徒一人一人に対するオーダーメードというよりも、カリキュラムのオーダーメードよりも、何ていうか心のケアというか、そういうところが、それぞれに対応できているところがあります。 
 

日常使うものは覚えているから、“体感さんすう”をします

 
インタビュアー:逆にふつうの子でも、前にこれができていたのに、次に同じようにやってもできなくなっている、みたいなこともあるんですか。 
 
B先生:そんなのしょっちゅうあるよね。 
   もうでもやっぱりもう1回……スパイラルにいくしかないね。 
  塾長:うん、手を変え、品を替え。 
 
A先生:だいたい「単位の問題」とかでも、3カ月たったら子供って忘れているんですよね、使わないと。日常使うものは覚えているけど、みんなそうですけど忘れるんですよね。 
そうなると、お母さんは3カ月後とかに学校で習うと、またできない!とパニックになられるんです。「あれだけ先生にやってもらってできていたのに」と。 
 
いや、忘れるものなんです、と伝えて、じゃあ、ちょっと復習を入れましょうかと言ってちょっと復習をさせると、そのときは前にやれていたから、わりと前よりもさらさらっと戻ってはくるんですけど。 
やっぱり印象に残らないと覚えられないので、そこを「あのときそういえば○○先生とやったときああだったな」みたいなのを残せるように何か、そこを考えているんです。 
 
塾長:だからジュースを、お茶を飲ませたり、自分で測らせたりということをやっておられるんだけど、それも体感させてます。 
 
復習とか入れたら、またそれは復活してくるんですか。 
 
B先生:します。 
忘れているけど、100あったものが0になっているんじゃなくて、20とか30は残っているんですよね。前は100かけてやらないといけないことが、20、30は残っているから、残りの70でやっぱりできちゃうんですよね。だからそれで復習、復習を入れながら、定着をさせて。 
  塾長:解き方を暗記させているんじゃなしに、考え方を理解させているから。 
 
インタビュアー:じゃあ、その引き出しをちょっと引っ張ったら、またズズズッと上がってくるという感じですか。 
 
B先生:だから引き出しをこう、入れていって、中に入っているものを、あるんですよ、子供の中には。ただ子供がどこの引き出しに入れたか分からなくなっているのと、引き出しの分け方が分からなくなっていたりというだけで、じゃあ、一緒にこうやって戻してあれしたら、あのときこうやったじゃない、とか一緒にやって言うと、ああ、そうだ、そうだ、とピュッピュッと引き出しからばっと服が出てきたりするんですよね。 
 
インタビュアー:そうすると結構、自分で、子供がその力で、あ、そうだ、そうだ、と言っていける感じですか。 
 
B先生:そうそう。こうやったわとか、あのときああやったよね、とか言うと、ああ、先生、先生、思い出した、いける、とヒューっとできたりするんですよね。 
思い出しのときは前ほど時間がかからないというのはあるけれども、子供によったらもう完全にまた忘れていて、何度も繰り返さないといけない子もいるよね。 
 
インタビュアー:もう丁寧に1つずつ、丁寧に。 
 
B先生:丁寧に、もう丁寧に。 
 
塾長:お父さんが、お父さんとお母さんが例えば東大卒とか、灘中卒とか、そういう人がいる。そういう人は、何で子供が分からないのか理解できないというのがあって、そこを先生らはその間を取って、子供のできないところを見つけてそこを攻略してあげることができるので、もう逆に先生らに任せますとなる部分が大きいです。 
 
 
(⑦に続きます)

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21世紀に生きる子どものための幼児教育教室。 大阪を拠点に東京や全国に展開しています。

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